治療風景

本来の矯正歯科治療

- ORTHODONTICS-

口元の写真

矯正歯科治療は、「治療開始年齢」「矯正装置の種類」「治療期間」「費用」などについて、患者ごとに異なる、極めて専門性の高い医療です。
さまざまな矯正装置を通じて、歯やアゴの骨に力をかけてゆっくりと動かして、歯ならびと噛み合わせを治していきます。 一つの装置だけで終わることはありません。 同時に、患者にとって、時間や装置など、最も負担の少ない治療が選択されなければなりません。 さらには、良好な治療結果が、その後も維持されなければなりません。
矯正歯科専門医は、これらをすべてクリアし、快適で安心な治療計画を提案します。

きれいな横顔

- PROFILE -

例えば、5台分の駐車場に7台の車がやってきたらどうなるでしょう? 場所を広げれば解決しますが、駐車場が道路にはみ出してしまいます。 歯並びの場合も同じで、アゴを広げればまっすぐ並びますが、アゴは大きくなります。 昔、よく使われた言葉で「お猿さんの口元」とか「カッパ矯正」というのがありますが、絶対に避けなければいけない結果です。
矯正歯科治療では、歯の本数を減らさない治療計画、というのが大原則です。 しかし、治療後の口元に問題が残ると判断された場合は、やむを得ず抜歯治療を選択します。 確かに歯の本数は減りますが、お口全体の環境(アゴと歯のバランス)が良くなり、結果的に、歳をとってからより多くの歯が残ることになる、という説明をさせていただいております。

歯科衛生士

矯正歯科治療を成功させるために、歯科衛生士の役割が重要となってきます。 虫歯、装置の管理はもとより、口元を引き締める筋トレーニングなど、さまざまな専門知識と技術が求められます。 当院の歯科衛生士は全員、矯正専任で、研修を繰り返しており、 十分な技量を有しております。 患者様に正確な情報を伝えるとともに、あらゆる疑問にお答えすることができます。

日本矯正歯科学会は 日本最大の矯正歯科学術団体です

日本矯正歯科学会
矯正歯科治療の昨今の問題点
マウスピース矯正について

矯正歯科治療の流れ

初診相談

歯並びや咬み合わせの状態をチェックし、治療方法や期間、費用などを説明 させていただきます。 精密検査のデータを分析してみないと、判断を確定することができませんので、あくまでも、概略のお話となります。 お気軽にご予約ください。

精密検査

おおよそ1〜1.5時間程度のお時間になります。 矯正治療を始める前に、歯並びや噛み合わせ、顎の状態などを詳細に検査し、治療計画を立てるための重要なプロセスです。検査内容には、レントゲン撮影、口腔内写真、顔面写真撮影、歯型採取、口腔内スキャンなどがあります。 これらのデータを分析し、治療方針を組み立てるまでに約1ヵ月の時間が必要となります。 精密検査をしない矯正治療はあり得ません。

診断結果の説明

検査結果のご説明、治療方針方法の説明、装置の説明、矯正料金の説明などを させていただきます。 精密検査のデータを用いて、できるだけわかりやすく説明させていただきますが、難しい内容もあるかと思いますので、遠慮なく質問していただきたいと思います。

装置を用いた矯正治療

治療の進行に応じて、2つの段階に分けて進めていく場合が ほとんどです。 治療費のお支払いも、 進行状況に応じたものとなり、なるだけご負担が少なくなるよう考慮させていただいております。 また、成長期のお子様に関しては、1期治療と2期治療の間に、 顎の成長を待つインターバルを挟む場合もあります。

保定観察

矯正治療が終了した後、歯並びが安定するまで、リテーナー(保定装置)を装着し、定期的に通院して歯並びや咬み合わせのチェック、口腔環境の確認を行います。 保定観察期間は、矯正治療終了後2年程度が目安ですが、個々の状況によって異なります。