
「悪い歯ならびや噛み合わせを、きちんと噛み合うようにして、きれいな歯ならびにする歯科治療です。」(日本矯正歯科学会HP)
とありますが、大前提として、永久歯の歯並びのことです。 したがって、簡単な装置で、小学生や中学生で終わる治療は、本来の矯正歯科治療のゴールと異なります。 結果的に、永久歯がそろった時点で、再度、矯正歯科専門を訪れて、費用も時間も無駄にしてしまった、という例がよくあります。
最低でも、15歳までは管理をしないと、大人になってからの綺麗な歯並びを得られない場合がほとんどです。
本来の矯正歯科治療
- ORTHODONTICS-

矯正歯科治療は、「治療開始年齢」「矯正装置の種類」「治療期間」「費用」などについて、患者ごとに異なる、極めて専門性の高い医療です。
さまざまな矯正装置を通じて、歯やアゴの骨に力をかけてゆっくりと動かして、歯ならびと噛み合わせを治していきます。 一つの装置だけで終わることはありません。 同時に、患者にとって、時間や装置など、最も負担の少ない治療が選択されなければなりません。 さらには、良好な治療結果が、その後も維持されなければなりません。
矯正歯科専門医は、これらをすべてクリアし、快適で安心な治療計画を提案します。
きれいな横顔
- PROFILE -
例えば、5台分の駐車場に7台の車がやってきたらどうなるでしょう? 場所を広げれば解決しますが、駐車場が道路にはみ出してしまいます。 歯並びの場合も同じで、アゴを広げればまっすぐ並びますが、アゴは大きくなります。 昔、よく使われた言葉で「お猿さんの口元」とか「カッパ矯正」というのがありますが、絶対に避けなければいけない結果です。
矯正歯科治療では、歯の本数を減らさない治療計画、というのが大原則です。 しかし、治療後の口元に問題が残ると判断された場合は、やむを得ず抜歯治療を選択します。 確かに歯の本数は減りますが、お口全体の環境(アゴと歯のバランス)が良くなり、結果的に、歳をとってからより多くの歯が残ることになる、という説明をさせていただいております。
歯科衛生士
- DENTAL HYGIENIST-
矯正歯科治療を成功させるために、歯科衛生士の役割が重要となってきます。 虫歯、装置の管理はもとより、口元を引き締める筋トレーニングなど、さまざまな専門知識と技術が求められます。 当院の歯科衛生士は全員、矯正専任で、研修を繰り返しており、 十分な技量を有しております。 患者様に正確な情報を伝えるとともに、あらゆる疑問にお答えすることができます。
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